香港の航空会社で客室乗務員として働いてまもなく丸5年がたちます。
最近このようなツイートを良く目にします。
CAの給料が半分以下になってるらしい
— みゅーぽん@福岡営業部長沖縄駐在 (@Serani_Bocci) April 20, 2020
おはようバンコク🌞
働き方のニュースです。🔽「月収は10万円切り…家賃も払えない」LCCで働くCAたちの惨状 https://t.co/LC624cUUjV
コロナ時代だと、CAはハードですよね。というか、CAのような「多くの人が憧れを抱く仕事」とかって、賃金のコスパが悪すぎたりするので、要注意だったりします
— マナブ@バンコク (@manabubannai) April 25, 2020
👱♀️CAってお給料どれくらいなのかな?
🙎♂️実際コスパ悪い仕事なのかな?
これらの疑問や興味に対して、解説してみたいと思います。
結論からいうと、CAのお仕事のコスパは悪くはないと思います。ただ
・会社による
・飛べないときつい
と言えると思います。
どんな感じか実際にみてみましょう!
じゃじゃん!
(給与明細は流石に個人情報が多すぎたので、丸写しした画像で紹介します)
こちらは2020年2月のお給料です。単位はHKD(香港ドル)です。
さて、ざっくりいうと、客室乗務員は
今月の基本給
先月のフライト給
を足したものを今月のお給料として頂きます。
細かく説明していきます🙆♀️
1:Bar sales
フライトで機内免税品が売れた時、全ての乗務員に対してバックが入ります。
31.25HKDは430円くらい。(売ってくれた人ありがとう)
2:Basic salary(基本給)
フライトの有無に関わらず、1ヶ月働いているともらえるお金です。
13006HKDは179500円くらい。(年々少ーしずつ上がっていきます)
3:Flight Allowance (フライト給)
これはどれだけフライトに乗務したか、によって大きく変わってきます。
また、私の会社では、イベントごとがある日に働いてくれた人には少しお金多めに出すよ〜!という制度があります。
2月にもらうフライト給は1月の乗務によるものですので、1月のイベントごとはおそらく1月1日の元旦と、1月25日の旧正月の元旦ですね🙆♀️
さてこの3つを解説すると
・フライト57.03時間しましたね:4669HKD (64450円くらい)
・元旦に12.28時間フライトしてくれてありがとう、お給料1.5倍ね!:1508HKD
(20800円くらい)
・旧正月の元旦に4.19時間フライトしてくれてありがとう、お給料2倍ね!:686.1HKD
(9500円くらい)
・全部で95000円くらいになります
4:Positioning Pay
これは非常にマニアックですが、客室乗務員にはポジショニングとかデッドヘットとか呼ばれる、お客さんとして席に座って目的地まで行く業務があるのです。
豆知識:
行きのフライトはガラガラで必要ないけど、帰りは満席だからもう1人欲しい!
行った先からまた別の便に乗務して欲しい!
と行った状況で起こります。
お仕事をしている訳ではないけど、会社の都合で拘束されているので、フライト手当てよりは安いけど、ポジショニング業務代としてお給料をもらうのです。
ポジショニングを4.8時間しましたね:240HKD (3300円くらい)
5:合計
これらの合計は日本円でおよそ278000円になります。
ちなみに私の会社ではこれに家賃手当てがついています。東京で1人暮らしが可能なくらいの額をもらっていますが、香港は家賃がスーパーウルトラミラクル高いので、ここから手出しで4万くらいは家賃を払う感じです!
どうですか?多く感じますか?少なく感じますか??
★まとめ★
これが基本的な1ヶ月のお給料ですが、現在はかなり違うよと言わざるを得ません。どう違うかというと、現在フライトが限りなく0に近く、この中で基本給しか頂けません😂
普段はメリット(航空券がめちゃ安、お休みがたっぷり)というところを合わせて考えると、コスパとしては悪くないという印象です。
ただ、現状はなかなかチャレンジングであると言えます。ですが正直どの業界も厳しいですよね…今は慎ましく生活をして、また楽しくフライトが出来る日を楽しみに待っていることにします。
結論:大前提として会社による。飛べば飛ぶだけお給料は上がる。メリットを考えればコスパはむしろ良き。ただフライトがない今、CAの給料が半額程度になっているという話は本当。コロナ収束を祈るのみ…。
また現在時間がたっっっぷりあるので、おうち時間にこんなことしてみました↓
マニアックな記事を最後までお付き合い頂きまして感謝です!多謝!