2018年1月、私は大学時代の恩師から
「”海外で働く”をテーマにした授業をやる。是非あなたを講師として招きたい。」
という連絡をもらいました。
私のその時の状態はこんな感じでした。
👧いやいや接客業だし、プレゼンなんてしたことないよ!
👧大勢の前で話すことも苦手だし…
👧そもそもPCも持ってないからパワーポイント用意できなくないか?
そんな無数の不安を抱えていました。
大学でゲスト講師として呼んでもらい、人前で発表するなんて滅多にないチャンスだということは理解してました。たくさん悩んだ挙句、勇気を出してそのオファーを受けることにしました。
結果は大成功でした。プレゼン後にも時間内に答えきれないほどの質問が上がり、後日の学生からのフィードバックも非常に好意的でした。私が伝えたかったメッセージを受け取ろう、受け取った上で自分で考えようとしていることが伝わってきました。
今回は、その時の経験を活かして

学校・職場で今度プレゼンを頼まれたけど、どう準備したらいいかわからない!
という、プレゼン超初心者の方々に向けて記事を書きました!
(1)プレゼンのイメージをつかむ
(2)ノートに構想を描く👈今回はこれ
(3)構想に沿ってスライドを作り、ひたすら練習する👈今回はこれ
の3部構成です🙆♀️
前半を読んでいない人は是非こちらから↓

ステップ2:ノートに構想を描く
・相手がどんな人か、相手は自分に対して何を求めているのかを把握
→私は学生向けのプレゼンだったので、大学が出している授業の講義要綱を読みました。また受講する学生のタイプを先生に確認しました。(何年生が多い、留学生がいるか等)
会社でのプレゼンに置き換えると、聞きにくる相手はどんな部署の人で、どんな根拠を自分に示してほしいのか、といったことを予想する感じかと思います。
・パッションステートメントとヘッドラインを決める
前回の記事で話していた、スティーブ・ジョブズの本から学んだことです。
私の場合
★パッションステートメント
海外で働くことって素晴らしい!なぜなら…
<実例をいくつか用意>
といった形で設定しました。
★ヘッドライン
このパッションステートメントに沿って、最終的にどんな価値観を伝えたいか?
海外で働くことで、世界を広げる。自分にとっての当たり前とは何か?を考え直す。
こんな感じで学生に伝えたいメッセージを設定しました。
・実際のコンテンツの土台作り
私の時はこんな感じで作りました。
⓵自己紹介
→大学時代の話〜なぜ今の職業についたかの説明〜就職活動に関して
⓶葛藤と解決
→文化や言語の壁にぶち当たって悩み、自分の考えを変えるまで
具体的エピソードを入れる
⓷前項を踏まえて、結論と最後のメッセージ
→自分が昔と今でどう変わったか、そこから聴衆に伝えたいことは何か
具体例を入れる
具体例はバババーっとノートに思いつく限り書き出してから、パッションステートメント・ヘッドラインを補強できるものを選び、採用しました。
ステップ3:構想に沿ってスライドを作り、ひたすら練習する
・何を使ったか
文章の始めで「PC持ってない」と書いていたのを覚えていらっしゃるでしょうか?
そんな中どうやってパワーポイントスライドを作ったかというと、これです。
幸い私は7インチのミニタブレットを持っていたので、作業の最初から最後まで全てタブレットのアプリで完成させました。
機能は限定されていますが(アニメーション等)、私には十分でした。
・スライド作りで意識したこと
しくじり先生で学んだことを意識します。
スライドはあくまで話の補助としての存在です。ですが効果的に使うことで印象に残りやすくなる、ということを意識しました。
・まさかの挿絵手描き事件
そのころは残念ながらフリー素材という存在を知りませんでした。
どうしたらいいか迷った挙句

よし、手描きや
というまさかの決断を下しました。
ちなみにイラスト作成はかなり楽しかったです。ちなみにこんな感じです。
ハイクオリティのフリー素材があるのでもちろんそれで十分ですが、お手製のイラストを挟むと、なんとなく家庭の肉じゃが的な雰囲気を醸し出せます。(手作り感満載という意味で)
私の会社の制服を着せたキャラをスライドに登場させられるのは、オリジナルイラストのメリットでした✌️
・完成次第セリフと一緒に練習
★模擬発表会
→友人・家族に見てもらい、フィードバックをもらいました
★時間調整
→50〜60分で本編を終えて、30分を予備&質問コーナーにしたかったので、
ストップウォッチで測って調整しました
★質疑応答対策
→ありそうなQ & Aを自分で考えて準備をしておきました。私はちゃらんぽらんでしたが、本来母校は賢い子が多い大学。
意識高く鋭い学生から質問が飛んでくることを恐れていたのです。(実際はこんな人はいなかった、優しい学生ばかりでOG幸せでした)
ちなみにこのQ&A対策はやっておいてよかったです。恩師から、質問さばきが見事だったとお褒めの言葉を頂けました。
★結論
アナログ下準備の質が、スライドの良し悪し、ひいてはプレゼン本番の出来に直結する。
本と動画で学んだ細かな技法やスライド活用を駆使し、質疑応答まで含めたプレゼン準備をすることで、他の人と差をつけるべし!
以上で、プレゼン超初心者の私が90分ソロプレゼンを成功させた方法について語る記事は終了です

最後までご覧いただきありがとうございました。プレゼンを頼まれて焦ってる、困っている…という方の参考になれば嬉しいです!