飛行機で聞く、あの呪文は何か?について語る記事

CAのお仕事✈︎
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香港の航空会社で働いています。先日何気なく調べ物をしているときに

「客室乗務員 スライドバー」

みたいな検索候補を発見しました。

私たちが日常当たり前に思っていることも

あれなんて言ったんだろ?

と疑問に思っている人もいるのかー!と感動しました。

そこで今回は

なんか飛行機に乗るときに聞く

・業務連絡です、客室乗務員は◯◯××を△にしてください

・キャビンクルー、◯◯××

というあの呪文は何か、ということについて書いていきたいと思います🙆‍♀️

 その1:まず、なんて言ってるのか?

会社によりけりですが、大体こう言っています。

業務連絡です

客室乗務員はドアモードをアームドに変更し、相互確認を行ってください

キャビンアテンダント、セットスライドバー

ちなみにうちの会社はこうです

Cabin Crew, Please ARM THE DOOR (For depature) AND CROSS CHECK

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これを聞いたCAは全ての業務を中断し、指示に従います。

このとき自分の担当のドアから遠く離れた場所にいるときは大ピンチで、客席を走ってでも自分のドアに一秒でも早くたどり着きたいのです。

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ですので、ご用のあるお客様はこの瞬間以外に声をかけていただけると助かります。By客室乗務員一同

通路は走ってはいけません

その2:どういう意味?

飛行機は安全な乗り物ですが、最悪のケースを想定した設備が備わっています。

その中でもドアは緊急脱出が必要になったときの為に、5メートルほどある巨大スライドが備え付けられています。

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不時着した場合

・陸地ならすべり台のような形で地上への脱出の道具として

・水上なら、救命ボートとして

使えるようなスライドがドアの下に入っているのです。

ですが、普通の状況で毎回ドア開けるたびに、巨大すべり台出してる飛行機なんて見たことないですよね?

そんなのめちゃめちゃ不便です。

なので飛行機のドアにはレバーのようなものがついていて

飛行機が陸で動いていない間は、ドアを開けてもすべり台の出ないDisarmedモード

もう一つがドアを開けると自動ですべり台がでるArmedモード

この2つの切り替えができるようになっています。

空港にいる間やお客さんが乗り降りする間は

すべり台の出ないモード=Disarmedモードになっています。

何か不具合があっても空港に直結してる橋から脱出すればいいですからね◎

 

じゃあいつすべり台モードを使うの?

 

お客さんが全員飛行機に乗り込み、ドアが閉め、いざ出発!というタイミングで、すべり台モードに変更します。

ここから、目的地に到着して割り当てられたゲートに到着するまでずっとすべり台モードです🙆‍♀️

つまりあの呪文は

「今から出発するよ。レバーを動かして、ドアをすべり台モードにしてね」

ということを全CAに指示している言葉なのですね〜🙆‍♀️

その3:あの呪文に従わないとどうなる?

まず飛行機が出発できません…✈️さらにArm doorに従わない人なんていないですけど、いたらクビですね絶対…

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というか、客室乗務員はほぼあの瞬間のために存在します。毎便ごとに担当のドアが割り当てられるのですが、そのドアと自分のエリアのお客さんの安全責任者として乗務しているので、サービスよりもずーっとずーーーーーっと、あの作業は大切なのです

ちなみに万が一緊急脱出が必要になった場合には、荷物を持たず靴を脱いで、このすべり台を滑って脱出してくださいね!(縁起でもないことを)

ちなみに、私たちは全乗客を90秒以内に脱出させるように訓練されています。

ちょっと前ですけど、ANAの安全ビデオが話題になりましたね〜。私もお客さんとして乗って何度か拝見していますが、歌舞伎モチーフでCOOLな感じに仕上がってます。

youtu.be

まとめ

あの呪文は、みんなの安全を守る為に大切な指示だった!

自分にとっての当たり前は、他の人にとっての非日常であることを実感しました。

多分、皆さんにとっての当たり前も私にとっての非日常です!!そう考えると面白いですね〜🙆‍♀️

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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