こんにちは、みさたる(Twitter:@misatal1)です🙆♀️
私は2015〜2020年6月まで香港の航空会社で働いていました✨
さて、現在「新型コロナウイルス」の感染拡大をうけて、世界中で移動が制限されています。
そして多くの国で、海外から入国した人に対して2週間の検疫が義務付けられています。
私が住んでいた香港では
危険な地域にいた人→2週間、施設での検疫
その他の国からの帰国者→2週間、自宅での検疫
という仕組みになっていました。
私は4月の初旬から中旬にかけて、自宅で2週間の隔離生活を送りました。
今回はその時の話をしたいと思います。
そもそもなぜ検疫しないといけなかったの?
3〜4月の1ヶ月間、私はUnpaid leave(無給のお休み)を取得して、3月1日に東京に帰省しました。
3月に入って10日もしないうちに、ヨーロッパ・アメリカに感染が拡大していきました。そのため各国で入国制限が始まり、3月半ばには香港でも帰国者全員への検疫がはじまりました。
その時期に日本に帰省していた私や同僚たちは、香港での隔離が避けられなくなりました。
予想できなかったとは言え、香港の検疫に負担をかけてしまったことは申し訳なかったと反省しています。
入国後の流れはどんな感じ?
帰国日+14日間で次の仕事に間に合うように、4月の上旬に香港に帰国しました。
機内でもらった書類は
✔️検疫の用紙2枚(提出用と保管用)
✔️アプリのダウンロード方法
だったと記憶しています。機内で用紙に記入しておきます。
飛行機✈️が着陸したら、全員で検疫の用意したブースをスタンプラリー方式で回っていきます。
看板がいたる所に置いてあるので、次はこっち!次はあっち!という感じで進んでいきます。
↓実際にこんな感じでした↓
ブース1:書類に記入漏れないかチェック
ブース2:電話番号が正しいかその場でかけて☎︎確認
ブース3:アプリのダウンロードをその場でさせる
ブース4:リストバンドを装着させる
ブース5:リストバンドとアプリを連動させる
ブース6:最終確認!
ブース7:PCR検査の説明
めちゃくちゃ細かく作業が分断されていて、うまーく機能していました。
ちなみに、あとでも説明しますが香港の隔離は
GPSつきリストバンド
スマートフォンの位置情報を提供するアプリ
の2段構えで行われます。
実際に私がつけていたリストバンドがこちらです↓
PCR検査に関して
最初、ブースで小瓶を渡され

自宅でタンを採取してください

それを所定の病院(家から遠い)に、所定の時間(朝7〜8時とか)に持ってきてください

でもあなたは家でちゃダメだから、お友達か家族に頼んでね
と言われました。

そっかー。一人暮らしだし、病院遠すぎてお友達に頼るのも気が引けるなぁ・・・
とやんわり伝えたところ

もし無理そうなら、Asia world Expoで今から検査うけていくこともできるけど、そうしたい?
あ、じゃあそれがいいです!というと専用シャトルバスの乗り場を教えてくれました。
預け荷物を受け取り、専用のシャトルバスで検査会場まで連れていってもらいました。
会場もめっちゃシステマティックになっていて、こんな感じです↓
⓵荷物を荷物エリアに置く
⓶手の消毒
⓷個別ブースで検査内容の説明
⓸待合のイスで待つ(2m感覚で椅子が設置されています)
⓺自分の番号が呼ばれたら半個室ブースに入る。
→そこで渡された小瓶にタンを採取します。
個室の検体採取の説明書きには
To get deep saliva,
make the sound like KRUUUUUA to clear your throat
的なことが書いてありました。
喉の奥にある液体が必要なので、タンを切るようにグアアアアアっという音を立ててくださいって感じの内容です。
このKRUUUUUUUAっていう表記にツボりました。笑笑
分かりやすいけど、文字で書くとこうなるのか!笑
採取した検体は所定の箱に入れます。
トイレで手を洗った後、荷物を受け取って帰宅です🙆♀️
陽性の場合だけ連絡がいくよ、とのことでした。
連絡を貰わなかった私は、検査で陰性だったようです。
2週間の自宅隔離はどんな感じ?
✔️指定した隔離場所(ホテルや自宅)から動かないでください
✔️家族以外、誰も家に入れないでください
✔️食べ物や飲み物の買い出しも、家族やお友達に頼んでください
という本気の隔離措置なので、結構大変でした!
近くに住んでいる同期に、3〜4日に一度お水や食糧の買い出しを頼みました。
そしてそれを、めちゃくちゃ細々と食べ繋ぎました。笑
どうしようもなく自分の料理に飽きたときは、デリバリーアプリを使って、大好きな米麺を頼んだりしてました🙆♀️

またGPSリストバンドとアプリですが、2時間に1回ほどの間隔で、ランダムでアプリからアラームがなります。
そして
「PLEASE VERIFY(位置情報の確認をしてください)」
という指示が出ます。
アプリの入ったスマホとリストバンドを近づける OR リストバンドのバーコードを読み込むことで確認が完了します。
そんな感じで確実に自宅から出られないような仕組みになっていました。
ちなみに、この2週間の隔離期間にブログをはじめました!🙆♀️
さいごに
国によって検疫の厳しさはさまざまですが、香港はかなり厳しくやっており、結果もしっかりついてきています。
ピークを超えてからも、政府はこんな感じのルールを市民に課しています↓
💁♀️公共の場でのマスク着用絶対!
💁♀️外では4人以上で集まらない!(現在は8人まで増えています)
💁♀️全てのお店に入店する際は、体温のチェックは絶対!
などなど。市民もルールをちゃんと守っています。
日本でも状況は落ち着いてきましたが、人々が外に出始めた今が踏ん張りどきですね。
手洗いと健康管理に気をつけて、みんなで乗り越えていきたいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨