こんにちは!2015〜2020年6月まで、香港で客室乗務員として働いていたみさたる(Twitter:@misatal1)です🙆♀️
私の住んでいた香港は、100年以上イギリスの植民地でした。
その影響もあり、香港人の英語能力はアジアの中では比較的高く、子どもたちは幼稚園から英語を習い始めます。
そのため全体的には英語が上手な国民ですが、やはり個人差もあります。話していて
「???」
と思う言い回しをする人もいます。
香港に住んで数年経ってから
👧ああ、これ中国語の直訳なんだ!
ということに気付き始めました。
例えば
Long time no see! (久しぶり!)
という言葉も、英語の文法としては正しくないですが
好久不見
好久没見
という中国語の直訳である、というのは有名ですよね。
こんな感じの「中国語感溢れる英語」が他にもあります。
今日は、私が香港人と日常で話していて「面白いなぁ」と思った表現をシェアしたいと思います🙆♀️
She/Heがごちゃごちゃ
香港人と話してて

うちのお母さんが◯◯なの。

そんでねーHE SAID ◯◯!
となることがめっちゃあります。

あれ、急に男性!?父か誰か出てきた?母どこ行った?
実は、中国語で彼(He)、彼女(She)は
他と她です。
左側(にんべん/おんなへん)が違うだけですね。
しかもややこしいことに発音は同じta(ター)。
なので、英語を喋る時もつられてごちゃごちゃになってしまうのです。
EAT MEDICINE(薬を食べる)
機内でお客さんから呼び止められて、
👧Excuse me! Can I get some water? I need to eat medicine!
訳:すいませーん、お水ください。薬食べなきゃだから。
と言われることがよくありました。
初めて聞いたときは
「意味はわかるけど、なんでそういう言い方するんだろう?しかもこの人だけじゃなく結構な数の香港人が言ってる・・・」
と思っていました。(通常はtake medicine)
中国語で「薬を飲む」という表現は
吃药です。(発音はchi yao:ツーヤオ)
これがまさに薬を食べる、という直訳になります。
日本人も「薬を飲む」という言い方をするので、間違えちゃうのは分かりますよね。
Come back to office(オフィスに帰る)
ランチや営業周りの後に「何時にオフィスに戻ります!」とはいいますが、
帰り道や帰宅後に「明日何時にオフィスに戻るよ」とはあまり言わないですよね。
「戻る」は本来いるべきところに移動する時に使う言葉です。
香港人と話していると
👧When will you come back to office next time?
次いつ出社するのー?
👧I came back to office earlier to have lunch.
仕事前にランチするために、いつもより早く出社したよ。
という風に「出勤する」というニュアンスで「COME BACK TO OFFICE」と言っているのです。
最初聞いたときは
👧え?come back するのは家で、会社に対してはむしろgo toじゃない??
と思っていました。
これは中国語の
回办公室
が、直訳されています。
ただ、中国語には出勤という意味で
上班
という言葉もあるので、なぜこんなにcome back to officeを多用するかは、正直わかりませんでした・・。
もう少し中国語のお勉強が必要ですね🙆♀️
さいごに
英語は世界中で話されていますが、それぞれの国でアレンジが加えられているのが面白いですね🙆♀️
次に外国人と話すチャンスがあるときは、その人の英語のクセを聞いて「なんでこういう言い回しなんだろう?」と考えてみてください!きっと面白い発見がありますよ😊
最後までお読みいただきありがとうございました✨