先日、近所のスーパーに行ったらこんなのが売ってました。
あれ?たい焼きかな?でも韓国語で書いてあるし、何だろう?
買ってみました。開けてみました。
あ、めっちゃたい焼きだ。
中はバニラアイスとあんこでした。たい焼きだこれ。
食べながらふと疑問に思いました。

これがたい焼きだとしたら、日本から入った文化なのかな?
そもそもたい焼きってどうやって出来たんだろう??
そんな好奇心が抑えきれず、色々調べてみたら「へえ〜!」と思うことが多かったので、記事にしてシェアしたいと思いました。
結論から言うと、
⓵たい焼きのルーツは今川焼きで
⓶これ自体は韓国のフナパンをルーツにしたおやつで
⓷歴史の流れを組んだこういう食べ物が他にもあること
などが分かりました。
以下で詳しく書いていこうと思います🙆♀️
その1:たい焼きのご先祖は今川焼き
たい焼きは、今川焼き(大判焼き)から派生した食べ物である、とされている。 たい焼きとしての発祥については、明治時代に鋳物の型を使って作られたとされる説があり[1]、明治時代末期の文学作品(後述)や著述、新聞記事[9]などには、既に「鯛焼」との記述が散見されている。発祥店に関しては、麻布十番にある「浪花家」の考案説[10][11]が存在している。また三重県津市大門にあった「日の出屋食堂」が発祥店であるとの説が存在したが、日の出屋食堂がたい焼きの販売を始めたのは第二次世界大戦後であることが判明している[12]。
出典元:ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%84%E7%84%BC%E3%81%8D
・諸説ありますが、たい焼きのご先祖様は「今川焼き」説が濃厚なようです。
・日本では明治時代から食べられていたとのことです。(今川焼きは江戸中期頃から食べられていたそう。結構歴史の深いおやつや…)
また、『東京たいやきめぐり』の「たいやき事はじめ」には、(関西から東京に出てきた)神戸清次郎が「焼き物の菓子をはじめる」とあり、その際に焼型として鯛を選んだとしている。なお、なぜ鯛型にしたかについては、「鯛は「めでたい」で縁起物につながる。そして、ほんものの鯛は庶民の口になかなか入らない高級品であった、それを模した」ことを理由としている。
出典元:レファレンス共同データベース
たい焼きはいつごろから作られるようになったのか。その起源や由来について知りたい。参考になる資料はある... | レファレンス協同データベースレファレンス協同データベース(レファ協)は、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築する調べ物のための検索サービスです。参加館の質問・回答サービスの事例、調べ方、コレクション情報など調査に役立つ情報を公開しています。
・鯛(タイ)はおめでたく、普段は手に入らないものだからこそ、庶民に受け入れられたってことですよね。カニとカニカマの関係みたいで面白い!
その2:じゃあこれは何か?
SAMANCOという商品について調べていくと、どうやら1991年から発売されているロングセラーおやつであることがわかりました。
これはたい焼きモチーフの韓国のおやつってことでいいのかな?と終了しようとしたら、さらにこんな記事を発見しました。
プンオパン(붕어빵)は直訳すると鮒(ふな)パン。日本でいう鯛焼きのことで、日本の統治期の1930年代に日本から入ってきました。
(中略)
戦後は朝鮮戦争等があって小麦の供給も不十分だったりしてしばらく絶えていたのが、1990年代懐古ムードが高まる中で再登場した、と→日本のウィキペディアや、いくつかの韓国記事に記されていました。
出典元:ヌルボ・イルボ 韓国文化の海へ
[日本では鯛焼きですが・・・] 韓国の鮒焼き(プンオパン)と鯉焼き(インオパン)の違い - ヌルボ・イルボ 韓国文化の海へ12月初めにソウルに行った時、行きのアシアナ機内で東亜日報に目を通していたら、<여태우리가먹은건붕어빵?잉어빵?(今までわれわれが食べてきたのはプンオパン?インオパン?)>という見出しが目に留まりました。プンオパン(붕어빵)は直訳すると鮒(ふな)パン。日本でいう鯛焼きのことで、日本の統治期の1930年代に日本から入って...
ほ〜!なるほど。
・じゃあこれは韓国のプンオパン(フナパン)を元にしたアイスで
・日本統治時代に韓国に入ってきたたい焼きが元になっていて
・一時期食べられていなかったけど、1990年頃から懐かしおやつとして再登場した時に出来たものである
ということがわかりました。
1991年から販売されているという会社の公式情報ともぴったりあいます!納得度合いが半端ないです。
その3:歴史の流れを組んだ食べ物たち
納得感を得ている時に、そういえばこういうものって他にもあったなーと思い出しました。
それは台湾(私の大大大好きな国です)に行った時に出会ったこの2つです。
★関東煮
台湾ではおでんの事を関東煮と言います。具は台湾独自の物もあります。関西煮は…僕は見た事ありません。 pic.twitter.com/IjeUy71Lv7
— なぐも (@nagumon) October 24, 2015
★長崎蛋糕
めっちゃおでんとカステラですよね。こちらも日本統治時代(あんまこういうのも好きじゃないですけど)に日本から入ってきた食文化が、現地に根付いてローカライズされたものです。
日本人も餃子やラーメン・カレーライスなどをうまいこと日本食に進化させていっていますが、日本がルーツになった食べ物が外国文化に馴染んで独自の発展をしていってるのは本当に面白いなと改めて感じました!
★まとめ★
結論:今川焼き→たい焼き→(海を渡り)プンオパン→アイス化→私の手元にあるこれ
食文化って、歴史が関わっていて面白いなぁとつくづく感じた今日この頃でした!

プンオパンアイスは収録後、私が美味しく頂きました。