こんにちは、みさたるです。
最近読む本は、動画やSNSで人が紹介してくれたものが中心でした。
ですが先日久しぶりにふらーっと本屋さんに立ち寄ったとき、お!面白そう!と思って手に取ったのがこの本です。
最近はこちらの本を読んでいます。自分に合う仕事の見つけ方、働くことの意味、さまざまな職種で働いている人の想いが紹介されています。メインターゲットとしては中・高校生向けですが、就活生や転職に悩む大人世代にも響くものがある1冊です🙆
デザインも素敵です💕これは紙で買ってよかった☺️ pic.twitter.com/qM0hf6L8jl— みさたる (@misatal1) September 12, 2020
『なぜ僕らは働くのか』は3月半ばに発売された比較的新しい作品です。
8月の段階で発行部数はなんと30万部!

めちゃめちゃ売れているようです
ジャンルとしてはティーン・児童向けの作品なのですが
私はむしろ自分の仕事や人生に悩む大人にこそ響く内容だと感じました。

実際にオトナ世代のレビューも多いのです
✔️自分の仕事にしっくりきてない人
✔️将来に漠然とした不安がある人
✔️就活・転職で「はたらく」に向き合って悩んでいる人
こんな方々にオススメです。
今回は、あらすじとちょっとした感想を綴ってみました🙆♀️参考になれば嬉しいです。
『なぜ僕らは働くのか』はどんな本?
東京で暮らしていたハヤトは中学受験を経験する。無事合格したものの、周囲の秀才たちに劣等感を感じて不登校になってしまった。ハヤトを心配した両親は母親の実家のある広島に引っ越すことを決断。ハヤトは市内の公立中学校に転校する。
新しい環境にも慣れてきたころ、学校では職場体験の準備が進んでいた。将来への不安を日々漠然と感じていたハヤトは、ふと「働くことの意味」「就きたい仕事」について思いをはせる。
同居する叔母・優は、そんなハヤトにある本の一部を手渡す。そこにはハヤトがまさに悩んでいた「働くとはどういうことか」が書かれていたのであった。お金、働き方、仕事の見つけ方、幸せ、新しい時代、勉強……。本を通してさまざまなテーマ、さまざまな考え方を知るうちに、ハヤトは自分自身を見つめ、精神的に大きく成長していく。
なぜ優はハヤトに本を読ませたのか? 最後、驚きの展開とともに、真相が明らかになる。
公式HPを参照しました↓
おなじみ池上彰さんが監修です。私は最初そこに惹かれてこの本を手に取りました。
マンガパートでストーリーが進み、イラストや図で大事な部分を深掘りしていくスタイルでとても読みやすいです。

子どもの頃たまに届いた進研ゼミの冊子みたいな感じです(伝わる?)
(進研ゼミの冊子って、入会しなくてもついつい読んじゃいますよね…おっと余談でした)
働く意味は?勉強する意味は?
生きていくにはどれだけのお金が必要?
幸せに生きるとは?
ふむふむと事典的にも読めますし、うーん…と哲学的な本を読んでいる感覚にもなります。
みさたる的、グッときたポイント3選
この本で扱われているトピックで、特に私の印象に残ったものをご紹介します🙆♀️
若い頃からなりたい職業が決まっているのは、本当にいいこと?
子どもが好き!将来は保育士さんになりたい!と言っている同級生を見て、自分にはやりたいことなんてない…と焦る主人公。そんな彼に向けて語られた内容です。
早いうちから自分の好きなこと、目標が決まっているのは素敵なことです。
ですが実は「子どもが好き!」という気持ちは、保育士さん以外のお仕事でも生かせるかもしれません。例えばこんなお仕事…
✔️子ども服のデザイナー
✔️子どもを撮る写真館スタッフ
✔️児童書のデザインをする人
これらの職業でも、子どもを喜ばせたいという想いが生かせそうです。
早くに「保育士」という道で決めてしまうと、これら他の可能性に気づけなくなってしまいます。
「焦らず、じっくりと、自分の好きなこと・やりたいことを見つめていきましょう」
これがこのトピックの結論です。
そんな風に考えたことがなかったので、目から鱗でした👀
世界は誰かの仕事でつながっている
自分の身の回りにあるものは、全て誰かの仕事の結果です。
私がいま文字を打ってるパソコンも、着ている服も、電気や水も誰かが働いているから手に入るもの。
そうは言いつつ、日々の仕事の中で
「この仕事、何のために、誰のためにやってんだろ?」
と思うシーンって沢山ありますよね。
でも、どんな仕事も、巡り巡って社会や世界を作っているのです。
接客業から離れ、直にお客さんと接することがなくなり「この作業って意味あるのかなー?」とか思うことが多い日々ですが、この考えには元気付けられました😊
AIとおばあちゃんの挑戦
AIに仕事を奪われるかも、そういった不安を抱える人が増えています。
確かにAIに置き換えられる仕事もあります。ですがポジティブに考えれば
単調な繰り返し作業から解放され、より意味のある楽しい仕事に時間を使える
とも言えるはずです。
また医療の進歩によって、今は100歳まで生きることも難しくない時代。
そんな時代に、あなたはどう生きていきますか?
物語の中で主人公のおばあちゃんは、65歳にして「ピアノを習い始めたい!」と家族に伝えます。
そしてこんな風に語るのです。
この前インターネットの記事で見たんだけどね…
90歳のおばあさんに「人生の後悔はありますか?」って聞いたら
「60歳のときにバイオリンをやりたいと思ったけど、もう遅いかなと思ってやらなかった
あのときやっていれば30年もやれてたのに…」って答えたんだって
自分に重ねて考えてみたらやりたいことはやらなきゃなって思ったのよ
出典元:なぜ僕らは働くのか(P147)
何かを始める時に
「もう遅いかな?」
「こんな歳で始めたら恥ずかしいかな?」
って思うことってありますよね。
でもそれを今日始めたら
半年後には少しかじったことがある人、数年経てば立派な経験者です。
私も「もうアラサーだし…」と逃げ腰にならず
新しいこと・やってみたいことにどんどんチャレンジしていきたいなと感じました🙆♀️
『なぜ僕らは働くのか』は、ぜひ紙の本として手にとって欲しい
私は圧倒的にKindleで本を買う派なのですが、この本は紙で買って本当によかったです。
表紙の細かい装飾もとっても素敵ですし、気になる章から少しずつ読むスタイルがぴったりの内容なので、紙の方が向いていると感じました。
「仕事」ではなく、広くはたらくということに関してじっくり考えさせられる、良い作品です🙆♀️
ぜひ読んでみてください✨
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